夏の初め、壁によじ登って来ていた黒くてオレンジ色の装飾が入った毛虫を2匹見つけました。いかにも危険を感じる外貌です。恐る恐るピンセットで捕まえ、観察ケースに入れた翌日。蛹になっていました。
この蛹は以前にも見たことがあります。確かツマグロヒョウモンという蝶々です。
それから7日ほど経った朝。観察ケースになんだか動きが見えました。2匹とも同時に孵化したのです。
オスとメスのペア。孵化するところを見たかったなあと思いながら、外に持ち出して離しますと、メスはヒラヒラとすぐさま周囲を飛び、オスはケースの蓋にしがみついています。
しばらく見ていると2匹とも近くをヒラヒラ。元気でね。しかし鳥に食べられることもあるでしょうけど、それも自然の成り行き。


そしてお盆のある日、どこかでジーッとヘタなセミの鳴き声。その時は気づきませんでしたが、数日後同じ場所にセミの死骸がありました。よく見ると脱皮に失敗したような様子。片側の羽根が体に巻き付き、これでは飛べないはず。これも自然の成り行きなんでしょうね。