24日18時15分 若草山から花火が上りました。遠くに見える花火でしたが、僅かに音も聞こえました。
15分ほどでしょうか花火が静かになったかと思ったその後、麓からお松明により着火されたのでしょう、若草山の麓に一斉に火が放たれました。
予てよりの強風にあおられたのか、一気に火が中腹めがけて走り抜けるように煙を上げながら燃えていきました。
この勢いで今年も良い事がありますよ~に!
先日TVで内科の医師がお話されておられ、耳にした言葉に冬季脱水と言うワードがありました。
なるほど確かに乾燥が激しく、しかも喉の渇きが感じられにくい季節です。しかしトイレに行く回数だけは増えており、体内の水和状態は如何に?と。
学生さんを6名ほどだったと思うのですが、実験室に入ってもらい、気温が高い時と低い時のそれぞれ数時間単位で観察し、各自が飲んだ水と排泄した水分、もしかし体重も見ていたのかもしれませんが、それらから割り出した水和評価でもほぼ脱水と評価されていました。
今月に入ってから膀胱結石や尿中結晶による膀胱炎の症例が続きました。
これも脱水との関連が大きく、毎年冬季は下部尿路疾患が多くみられます。

しばらくの間は意識して水分を多く摂るよう心掛けてください。
人の場合ですが、ビールやコーヒー、紅茶、緑茶などは排泄量も増やしますので、摂取する際は純然たるお水を摂ってください。
すっかりお正月気分はなくなり日常生活がやって来て既に1ケ月。早いです。
1月から2月は寒さが一番厳しい時。JCPZ(Japan sea Pola mass Convergence Zone:
北極から日本海にメチャクチャ寒い空気の塊がやって来て、綿状になって雪雲を作ると言う意味らしいです)が停滞し、日本海沿岸はもとより近畿でも雪を降らせたり、とても寒くなる事が度々ありそうです。
老齢の、特に心疾患や腎機能低下がある人も動物たちも、お散歩はしっかり防寒対策を行うか、時にはお散歩を中止してください。運動しないと怠けているなんて言うのはナンセンス。体を壊したら元も子もありません。お家の中で遊びましょう。
今日24日は若草山の山焼き。若草山のてっぺんには鶯塚古墳があって、その霊を鎮めるために昔は誰となく火を放ったそうです。そのために麓の東大寺さんに被害が及びそうになったとか。またそれに伴い興福寺さんと東大寺さんの諍いも絡んで、とうとう江戸時代末には奈良奉行所立会いの下で山焼きを行ったとか。やれやれ・・・争いごとは願い下げです。
今は奈良の貴重な観光資源となり平和的利用されております。寒空の夕刻に上がる若草山を照らす花火に始まり、下から燃え始める山肌の下草。そして昇る煙と火の粉。遠く押熊からでもその景色や人影が判るくらいです。今年は綺麗に焼けるかな?って言うのが巷のお話。
地元消防団の方々には大変お世話になっております。寒い中有難うございますっ!!
そして無事終わりますようご祈願いたします。
今年もハローウィンがやって来た。とは言いましても、よく判っておりませんでして。
10月31日と決まっている事すら。
この行事はあの世から帰って来る霊を迎えるそうで、一緒に悪霊もやって来るのでお菓子を施して大人しくしてもらおうとするらしいです。いわゆる日本のお盆にあたるのです。秋の収穫を祝う行事だとばかり思っていました。
子供たちは悪霊に似せた格好をすることで、悪霊から逃れられると言う言い伝えから、お化けの恰好をしているとも書かれてあります。
Trick or Treat.お菓子をくれないと暴れるぞ!って言いながら、街を練り歩くシーン。映画で見たことがあります。これを正式に言うとTreat me, or we’ll trick you.なんだとか。長いと言い難そうです。
スタッフさんにハローウィンキャンディを頂きました。

ん??頂いたと言う事は、僕は悪霊か???
近頃お寺で落語会が催されているお知らせを目にします。奈良でもいくつかのお寺で開催されているようです。
本来お寺は開かれている場所としての意義を改めて確かめるために、次の要綱で月亭八方さんをお迎えすると聞きましたのでご案内致します。
京都寺町誓願寺の第五十五世 策伝上人がお説教をする際、少し笑いを含めてお話されたのが落語の起源とも言われ、それらを集めた「醒睡笑 8巻」を記されており、これが後に落語のネタになっているそうです。お寺と落語の関係があるみたいです。ちなみに諸説あるそうです。
演者:月亭八方師匠
日時:12月13日(土)19:00~20:00
会場:奈良市東笹鉾町38 浄土宗 無衰山浄国院本堂 椅子席
料金:2000円(高校生以上)
どなたでもお気軽にお越しくださいとの事でした。なお本堂での開催に付きまして、椅子席が80席ほどらしく、現在50ほどの申し込みがあるそうです。満席の際はご容赦ください。
お申し込みは浄国院(0742-23-7311)まで。
夕方の診察時間、ほぼ初診でやって来たゴールデン・レトリバーとシェパードのミックスの子。
右唇をパンパンに腫らして来ました。触っても痛がることもなく、唇を大きくめずらすと唇の裏側が晴れ上がり、中央部に何かがくっついていました。
最初は粘膜の壊死かなと思われたのですが、実際に指で摘まみ上げると何かが除去されましたが、まだ何かが残っています。器材を用いて取り出しますと、その先端には細い針状の物が出てきました。
全容を整えてみますと、明らかに蜂のお尻の部分から針までが残っていた事になります。

急激に気温が低下したり寒冷前線が通過すると、蜂は動きが鈍くなり時には地面で這いつくばって動けなくなっているのことがあります。イヌやネコは動きの鈍い蜂を比較的容易にキャッチできてしまい、今回のような事例になる事はこれからの季節時折見かけます。
どうやら今回の子はこれが初めてだったようですが、次回からはハチ毒のアレルギー抗体が形成された後ですと、アナフィラキシーショックの出現が恐ろしいので十分にご注意いただくようご説明しました。
そう言えば数十年前に、マムシに2度噛まれても腫れただけで済んだビーグルさんもいましたが、これは非常に稀有な事かと思われます。
夏の初め、壁によじ登って来ていた黒くてオレンジ色の装飾が入った毛虫を2匹見つけました。いかにも危険を感じる外貌です。恐る恐るピンセットで捕まえ、観察ケースに入れた翌日。蛹になっていました。
この蛹は以前にも見たことがあります。確かツマグロヒョウモンという蝶々です。
それから7日ほど経った朝。観察ケースになんだか動きが見えました。2匹とも同時に孵化したのです。
オスとメスのペア。孵化するところを見たかったなあと思いながら、外に持ち出して離しますと、メスはヒラヒラとすぐさま周囲を飛び、オスはケースの蓋にしがみついています。
しばらく見ていると2匹とも近くをヒラヒラ。元気でね。しかし鳥に食べられることもあるでしょうけど、それも自然の成り行き。


そしてお盆のある日、どこかでジーッとヘタなセミの鳴き声。その時は気づきませんでしたが、数日後同じ場所にセミの死骸がありました。よく見ると脱皮に失敗したような様子。片側の羽根が体に巻き付き、これでは飛べないはず。これも自然の成り行きなんでしょうね。
今日はレプトスピラ感染症、SFTSウィスル感染症のお話です。
双方とも人畜共通伝染病に指定されており、動物(種類によります)も人も感染し、重症例では死に至ることもあります。
レプトスピラ感染症は湿地や空き地の水たまりなどに、保菌したネズミやアライグマが排泄した尿に後からやって来た動物が接触し感染します。怪我や皮膚炎があると感染頻度が高まります。
発熱、活動性の著しい低下、嘔吐、下痢、黄疸(初めは尿がやたら黄色くなる)などにより受診されることが多いです。血液検査では腎障害や肝障害が認められます。確定検査はPCR法にて病原体であるスピロヘータを確認するのですが、通常はIgG,IgM抗体を測定して症状と見合わせて診断とします。
看病中はその子の排泄物には直接触らず、必ず手袋、マスク、専用の着衣(割烹着など)を準備してそれに当たって下さい。また処理した汚物はしっかりと管理して、他の動物やヒトが触れないようにすることが大切です。
治療には脱水補正のための点滴や嘔吐のコントロール、抗生物質によって病原体をアタックします。しかし既に痛んだ臓器はどこまで修復されるのかが生死を分ける問題点です。
予防注射はあります。今一度屋外へのお散歩が多い場合は、ワクチン接種項目にレプトスピラが入っているかご確認ください。入っていなければ追加接種します。
SFTS感染症はマダニから感染するウィスル性疾患で、この10年ほど前から日本全国で人の感染が確認され、高齢者や免疫の低下した方々では重症化している疾患です。また重症例では致死率は27%ほどと言われており、怖いと騒がれている人喰いバクテリア、即ち溶連菌感染症の致死率は30%ほどですから、あまり変わりません。それだけ怖い疾患なんです。
奈良県では2024年6月に初の人における感染者が確認されました。症状や検査におきましては発熱、嘔吐下痢、腹部痛、血小板の減少などが挙げられます。
また動物分野ではネコにおける感染報告が多く聞かれ、発熱、食欲や活動性の著しい低下、嘔吐などが受診の理由です。血液検査におきましては、黄疸、血小板、白血球の減少、肝臓の障害が目立ちます。
治療薬もなく対処療法しかありません。
マダニは庭にもいます。庭にも出ていない小型犬にもマダニが付いていた事もあります。それは野外の散策がお好きなご家族が居られたご家庭でした。恐らくですが、ズボンなどの裾に付いてやって来たと考えられます。事実フィールドのマダニ調査では、大きな白い布を両手に持って、雑草の表面を撫でるように数回往復させ、そこに付いたマダニの種類や数をカウントします。たったそんな作業でマダニは付くのです。
昔奈良公園の鹿をアメリカに親善大使として送った際、アメリカの検疫でマダニの付着を理由に止められ送り返されてきたことがあったと聞きます。レーガン大統領の時だったでしょうか。どこにでもマダニはいます。全てのマダニが病原体を持っているは限りませんが、そのつもりで見ておいて間違いありません。
マダニを見つけましたら、決して素手ではなく手袋を装着し出来ればマスクとゴーグルも着けてマダニ除去をしてください。決して潰してはいけません。潰さずにガムテープなどに張り付けて逃げないようにし、ビニール袋に入れて封をしてからゴミ箱に廃棄してください。
また動物たちにはマダニ予防薬の投与をしっかりと実施し続けてください。
ネコの伝染性白血病やネコのエイズの時もそうでした。またイヌのジステンパー感染症が流行した時もそうでした。いつどこからやって来るのか、全く予兆がなく、気が付けば隣に居るのです。コロナがそうであったように。
私たち動物医療従事しているものとして、動物の健康ともにご家族の健康、スタッフさんの健康、地域の方々の健康にも留意が必要で、皆様方に過度な心配を与えないよう、しかし的確に現状をお伝えする必要を感じております。とても難しい事だと痛感します。
どうか他人事ではありません。
人から人への感染に関しましては東京都での例ありますが、これは感染した患者さんから医療従事された医師への体液による感染とされて居り、一緒に住んでいるだけとかお話しただけでの感染は確認されておりません。
感染力は然程強くないようですし、保健所による指導ではアルコールや石鹼などによる手指の消毒も有効だと聞きました。
くれぐれも冷静にかつ慎重に情報を取り入れてください。
今年は例年より1日長いお休みと、その前の山の日が重なります。
大変申し訳ありません。
お薬やフードのご依頼は、8月6日までに頂戴できますと、確実に準備することが出来ます。
薬の卸さんや運送業者さんも動きが滞る時期でもありますので、少し早めにご連絡くださいますようお願いいたします。
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