3年ほど前、ブラックベリーの苗を頂戴しました。早速植えのたのですが2年経っても花が咲きません。
今年の冬は肥料をたっぷりとあげて少し剪定もしました。
すると可愛いピンクの花をたくさん咲かせ、夏が近づくと赤茶色の実になり、とうとう真っ黒のブラックベリーがなりました。
鳥たちはよく知っていて、早速食べに来ています。
それよりわずかに早く収穫しないと人間は食べることができません。競争です。
口に入れるとさっぱりとした酸味が強い実です。まさに夏の果実。
早速ジャムにでもして頂きます。
まだ梅雨明けは宣言されておりません。が、すでに感覚は夏です。スカッとした夏ではありませんがその辺りは梅雨ですよね。
休診日の水曜日。朝から夕方まで仕事と会議に追われ、ようやく17時頃開放されました。
ちょうどこの日は祇園祭の宵山。せっかくだし北へ進路を取ってみました。
流石ですね。祇園祭宵山は。よくもこれだけ人が集まるもんです。満足に歩くこともできません。
それでも2時間ほどでしたが雰囲気を十分に味わって帰ってきました。
お囃子の音を聞くと、なんだか脳の髄まで響き渡りシャキっとします。いい清涼剤です。
おかしなハーブを求めるより、お囃子を聞くと良いのになあ・・・なんて。
今年はお祭りが前半と後半に分かれるそうで。後半には150年ぶりに大船鉾がでるとか。ちょっと期待が膨らみます。
さあ暑さに負けず、しっかりとお水を飲んで牛歩のごとくで参りましょう。
善峯寺ってご存知ですか?
京都市の西側にある山の中のお寺です。西国二十番札所でもあります。
このお寺のあじさいを見てきたのですが、斜面一面のあじさいに圧倒されました。
三室戸寺も素晴らしいあじさいの群生地でしたが、善峰寺のあじさいもなかなかどうして素晴らしいです。
また日は替わりますが寺町にある盧山寺にお参りしていきました。
盧山寺は紫式部の邸宅跡をお寺としたところ。随所に紫式部を忍ばせるものがあります。
例えばお庭も源氏庭と呼ばれています。ここには今の時期桔梗が静かに咲いており、いい風が通ります。
ボリュームのあるあじさい。楚々とした桔梗。真反対の表現でこれから夏を迎えます。
季節を感じることがいっぱい周りにはあるのですね。
日曜日の夜、千里にあります北摂夜間救急病院3階のセミナールームで、「アフリカゾウの涙」代表の一人滝田明日香さん(獣医師)のチャリティー講演がありました。
彼女は10歳まで日本で、以後東南アジア、アメリカで幼少期を過ごし、大学で動物行動学を修めた後アフリカに渡りナイロビで獣医学を学び現在に至るそうです。
アフリカでは我々の知らないことがたくさん起こっていることが判りました。
1つはジステンパーがイヌ科動物だけではなく、ライオンやチータにも発症させる変異株が出ているのです。ライオンもチータもイヌと同じで、非化膿性脳炎を起こし痙攣を発症します。やはりジステンパーは怖い病気です。
狂犬病はもちろんのこと多発しています。これは人も咬まれて近くの診療所に運び込まれますが、対応が追いつかず数百キロ離れたナイロビの大きな病院にまで担ぎ込まれるのだそうです。その数年間270人くらい。
また狂犬病やジステンパーのワクチン接種にマサイ族を訪れても、大人の男性はイヌを捕まえることを嫌い、子供が担当しているらしいのです。そしてマサイ族の飼っている犬は基本繋がれた事がなく野犬同様。なかなか接種に手こずるらしいです。
象は絶えず殺されており、その理由はやはり象牙の利用。
象牙は地域紛争集団やテロ集団の原資になり、戦争の激化にもかなり関連しているそうです。先日少女達を誘拐して改宗させた集団もこれだそうです。(単に密猟者の儲けではなく、その背景がとても大きいらしい)また、北朝鮮の軍資金にもなっていると言われております。
http://tearsofelephants.jimdo.com/紛争象牙と密猟/
しかしマサイ族が育てているトウモロコシ畑をゾウが荒らしてしまうため、彼らは生活を守るためにゾウを殺してしまうこともあります。これには一計あり、フェンスや電流の流れた電線では役に立ちませんが、ハチ蜜を集めるためのハチ箱を周囲に置くとゾウは寄って来ないのだそうです。ゾウはハチが苦手だったのですね。殺さなくても対処ができるように創意工夫を続けていると語っておられました。
象牙の消費国は中国が1位、日本は2位。日本も中国も消費を止めれば商品価値がなくなり、密猟者もうまみがなくなるので象の密猟はなくなるはずです。
http://tearsofelephants.jimdo.com/象牙取引について/
ところが最近、象の密猟よりサイの密猟が増えてきているそうです。サイの角が癌治療に効果があったという論文が出てから以降、サイの角の需要が増えたからだそうです。
密猟者はゾウもサイも殺します。そしてゾウの牙は奥歯の変形したものですから、まずゾウの鼻を切り落とし、牙の部分を根っこから切り出すのです。とても残酷なことです。
現場には牙が切り取られたゾウの無残な残骸が残されているだけとか。写真を見るに耐えません。
今回彼女は活動のための原資を獲得するために日本に帰ってきました。
一度HPをごらん頂き活動をご覧下さい。
象牙の印鑑、彫刻物。サイの角の漢方薬。
どちらも人間本位のものばかりです。止めようと思えば止められるはずです。
私達はせめて新たな象牙の印鑑は所有しないようにして見ませんか。
今週中にはアメリカのニューヨーク州では合法・違法に関係なく、全ての象牙取引が禁止されると報じられてます。これを受けてビリー・ジョエルからのメッセージがTIMESに掲載されました。ご一読ください。(全て英語です)
http://time.com/2895764/billy-joel-wants-people-to-stop-killing-elephants-and-rhinos-for-pianos/
梅雨に入ったばかりです。が今朝はとても清清しい風が吹いておりました。
それに誘われるかのようにホトトギスが日の出より早くから啼いておりました。
今年も数種類の夏野菜を駐車場の片隅で育てております。
黄色いズッキーニ、そろそろ第1弾が食べごろです。
そして今年初登場の万願寺とうがらし。12cmほどしかありませんが収穫してみました。
植木鉢で栽培しているために根が張れず、どうしても大きく育てないのでしょうか。
植物は甘やかして育てると根が育ちません。水を与えすぎたり、肥料をやりすぎると腐ってしまいます。植木鉢が小さすぎても大きすぎても育ちが悪いです。
なんだか人に似てませんか?
アジサイも満開です。あと数日もすると徐々に花が茶色くなりそうです。
今年はダリアもいい感じに育っています。茎や葉っぱの茂った形がよろしいようで。
朝6時半ごろ、木苺やバラの毛虫も取ったし1週間に一度の肥料もやったし、ボ~ッと少し空を見上げてみました。
明日からの前線接近に伴い、西からの風が心地よい6月です。
雲も程よくゆっくりと流れています。
首が疲れたので駐車場の縁石に横たわりず~っと空を見上げました。こんなこと何年振りでしょうか。東からのお日様が少しまばゆく感じられ、手のひらで遮りながら見上げます。
通りを走る車の喧騒もさほどでない時間帯。聞こえるのはカラスやツバメ、シジュウカラの声だけ。たまに風に煽られた枯葉が動くカラカラカラ。
久しぶりに見た空はとても青く懐かしい色です。煙のような雲、綿菓子のような雲が流れます。
明日からしばらくはこのような光景に会えないのだと思うと少し寂しいですが、暫くするとまた違う空に会えるでしょう。
今年の夏はどんな夏になるのでしょう。
今年の梅雨は長雨と言われて数日が過ぎ、気がつけば6月の初旬なのに猛暑日でした。
そしてそろそろ明後日あたりから梅雨入りの予報がでました。
梅雨はジメジメしていて余り好きではありませんが、植物にとっては大切な時季です。これがないとお米も育ちませんし、四季折々の植物が枯れてしまいます。
しかし雨も程よく降ってくれないと災害に繋がりますから程度問題です。
病院駐車場の花壇ではそろそろアジサイが咲き出しました。年々株が大きくなってきてボリュームが出てきます。
昨年購入しその後地植えにした白いアジサイも花をつけました。
アジサイって真上から撮影するとちょっと変ですね。
他には真夏の野菜、万願寺唐辛子が少し大きくなってきました。
白いかわいい花が咲き、そのあとニョキニョキっと唐辛子が出来て来ました。
まだ食べられるほどの大きさには育っておりません。
その近くには3年程前に地植えしたブラックベリーがようやく花を咲かせています。
淡いピンクのかわいい花です。
実になったらどんな味がするのでしょう。楽しみです。
さてこれから長い梅雨に入ります。植物達もいろいろ育ってくれることでしょう。
先日土曜日を休診致しまして、神奈川にある母校へ行って参りました。毎年5月の第4土曜に開催される会議のためです。開業獣医師にとっては土曜日の召集は、患者様方にご迷惑をお掛けするので辛いのですが、なかなか変更してくれません。
そこでせっかく神奈川にまで行くのでしたら、ついでと言ってはなんですが、「国立競技場」及びまだ見た事のない周辺を歩いてきました。学生時代にはほぼ大学街から出たことがなく、東京のことは殆ど知りません。
今この季節は緑が多く、とても気持ちのよい探索ルートでした。神宮外苑という公園があるんです。
気がつくと国立競技場の外苑前ゲートに着きました。多くの選手や観客が通った事でしょう。様々なドラマも生まれたことでしょう。選手にとってはここが憧れの地でもあったはずです。とても感慨深くなりました。
そのまま外周を歩きますと、遠くに背高のっぽのビルが見えました。なんでしょう。方向からすると新宿方面。としたら都庁?あんなのだったかな?
そのまま外周を歩きますと、競技場の壁に東京オリンピック各競技でのメダリスト名が刻まれておりました。そう言えばテレビで見てました。アベベや君原、三宅と言った名前をかろうじて覚えているくらいです。
そして例の背高のっぽのビルがかなり近くに見えました。いっそあそこまで歩こうか。
新宿御苑の前を通り、ついにビルに到着です。
都庁かな??と思って見ますと、「Docomo」と書いてあるのが見えました。ドコモビルなんですね~。田舎者ですからわかりませんでした。
じゃあ都庁は?確か45階の展望台から国立競技場が見えるはずです。
スマホで調べますと山手線の外側でした。ここは内側。少し急いでその方向へ。
するとありました。テレビや新聞で見た事のある、ツインタワーではないのですが、シンボリックな建物が南側と北側に。確か北側の庁舎に展望台があるはずです。
エレベーター入り口は長蛇の列。。。良く見ると大陸からのお客様のです。
諦めようと思ったのですが、探しますともう一箇所エレベーターがありました。ここから上がることに。警備の方が居られ、カバンの中身をチェックしておられます。搭乗料金は無料。
あっという間に45階に到着です。
エレベーターを降りますととても広いスペース。
早速窓際に行き「国立競技場」を探します。するとDocomoビルの右横にうっすらとですが国立競技場が横たわって見えました。僕にはこれが見納めです。
この日は気温が27度くらい。空気中の湿度も高く透明感がありません。
特に自分の歴史と重なっているわけではありませんが、やはり消え行くものへのセンチメンタルでしょう。
もう少し望遠レンズで見て見ますと
今度は2020年。きっと食いついてテレビ観戦しているでしょう。新しい国立競技場を見る事になるんですね。
長い間ありがとう。
十分堪能した後、母校への会議に向いました。
20分ほど早く会場に到着したものですからOBとして気になるクラブの活動を見に行きました。するとなんと、きれいに整備されたテニスコートでは大声で練習の真最中。非常に硬派なクラブに変身しているではないですか。
実に新鮮で彼らから力を貰い、足早に会議へと向いました。
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