豊田通商という会社が所得税1億円を脱税していたニュース。
なんか「ふ~ん1億円かあ」ってイメージです。
朝から晩まで数十億円の支援。予算が数十兆円。中国に賠償を迫る数か国、合計一京越え。なんて数字ばっかり見ていると、数字の感覚がおかしくなりそうです。
どのみちこの目で見ることのない金額です。
豊田通商という会社が所得税1億円を脱税していたニュース。
なんか「ふ~ん1億円かあ」ってイメージです。
朝から晩まで数十億円の支援。予算が数十兆円。中国に賠償を迫る数か国、合計一京越え。なんて数字ばっかり見ていると、数字の感覚がおかしくなりそうです。
どのみちこの目で見ることのない金額です。
皆さま毎日如何お過ごしでしょうか。
新型コロナウィルス感染症に感染すると味覚や匂いが判りにくくなるらしいですね。
僕はほぼ毎朝のルーティンが目玉焼きでして、格好よく言えばSunny sideup。
昔は柔らかめが好きでしたが、近ごろ焼き加減によって白身、黄身ともに味が変わることが明確になりました。それまではだた漠然と食べていたことに気づいたのです。
そこで毎朝火加減を変えて味の変化を楽しんでいます。
今日はこの焼き加減ならこんな味に仕上がったかな?と考えて食べますと期待通りでしたら、今日もコロナに感染発症していないな、と。なんとも寂しい話ですが、これもドキドキしながらより食べるという楽しみとともにチェックするのであればこれも良しという事で。
で、今朝もいい塩梅に仕上がりました。
一方匂いの方は獣医師あるあるといたしまして、肛門嚢を絞ると匂いが強烈です。この匂いを嗅いで、今日も嗅覚は鈍っていないなあ~と一安心。
てな毎日を送っております。
五月。五月晴れ。とても静かな五月の明けです。
例年ですと連休真っただ中で、皆様方はご旅行や行楽のシーズン。しかしそれが今年は一変。
とにかく感染症を広めないために、できることをやるだけです。
僕は駐車場の看板に貼ってあった文字の色が褪せ、剥がれ落ちていた部分の補修。
ガーデニング用保管箱の塗装が劣化し蓋が腐っていたので新しく補修。
駐車場の草刈り。元キーウィー棚の補修。などなどを時間を見つけては実行し居ります。
またこのような作業が楽しく、集中できることの喜びを感じながら進めています。
ただ4月16日から5月4日まで土用に入っている言うではありませんか。土を触ることを避け、土の神様にお休み頂くのだとか。しかし間の数日は間日と言って、例外が設けられていましたのでそこを狙って作業をしております。だって神様に叱られたら怖いですから。
マルシェさん側のフェンスでは今モッコウバラが真っ盛り。特にお世話をしているわけではないのですが、今年は一層たくさんの花を咲かせてくれています。
自粛モードに入っておりますので、日ごろ出来ないことをせっせとやってみましょう。
さて連休後半は何を修復・補修しようかな?
獣医師は感染症との闘いの歴史をたくさん体験してきました。
感染症は寄生虫感染、細菌感染、真菌感染、ウィルス感染と多岐に亘ります。
私が大学を卒業した当時、獣医師国家試験にも張られた山でもありましたが「イヌパルボウィルス性腸炎」が蔓延しておりました。しかも世界的にイヌパルボウィルス性腸炎が大流行していた最中でしたし、子犬がこれに感染しコロコロ亡くなっていくので日本では別名「コロリ病」とも言われていました。うまく治療に反応し復活した後でも5~6歳ごろになると心筋炎を発症し重篤化することも厄介な病気です。
当時はワクチンもなく、かろうじてネコの伝染性腸炎ワクチンが同じパルボウィルスであることから、動物種は異なるのですが多少の抗体価を上げる事ができるというデーターから、ネコのワクチンが各国で取り合いになり、なかなか私たちの手元には参りませんでした。
またこの地域では25年ほど前にジステンパーの感染が、とある地域で広がりました。
地域の大きな公園に連れ言っていた子犬が発症し、そこからコンパスで円を描くようにどんどん広がっていきました。
感染疑いのイヌに来院されますと院内感染を引き起こす可能性があったため、極力往診で対応しました。いつも帰りは夜中の1時か2時。それでも助かってくれた子が出たときは本当に疲れが吹っ飛びました。しかし一方では亡くなっていく子もいました。
他にも散発的ですがレプトスピラ症という湿地(川や池・沼地など)でネズミの尿からイヌやヒトも感染する疾患にも遭遇したこともあります。これはご家族や僕自身、僕の家族にも感染させてしまう疾病です。
ネコでは伝染性白血病、猫ウィスル性免疫不全症候群(ネコエイズ)、猫伝染性腹膜炎(コロナウィルス)、カリシウィルス感染症、クラミジア感染症。
大きな動物ではウシの口蹄疫、BSE、ウマでは馬伝染性貧血、ブタでは豚コレラ、鳥は鳥インフルエンザなどなど、古くは狂犬病と他にも伝染病には事を欠きません。
その都度獣医師は他への伝搬防止と治療にあたり、時には人にも感染する疾患の場合は自身や周囲への影響を絶えずチェックしながら行動する習慣が身についています。ゾーン分けもしっかりとやって来ました。
過激な任務のために精神を病む場合もありますし、身体への影響があらわになり職務を遂行できなくなることもあります。
もちろん現地から家庭に戻ることもできないため、数か月缶詰めになった友人もおりました。
今医療現場はまさに病気や従事者自身、メディアとの闘いを強いられています。言葉に表せない辛さが伝わってきます。
感染症との付き合い方はすでに有識者が語っておられますが、やはり熱望するのはワクチン。だたそれだけです。
私たちの過去を振り返りますと、イヌパルボウィルス性腸炎はワクチンが出来たことで急激に終息へと風向きが変わりました。
パルボウィルスは塩素消毒が有効で、それ以来動物病院では塩素消毒が定番となって居ります。
ある飼い主さんから「動物病院って塩素の匂いが良くするけど・・・」と言われたことがありますが、これは35~6年前からの習慣です。
考えますと私たちのどの動物病院も、一度診察するたびに診察台の消毒は毎回ルーティンに行って居ります。
寄生虫、細菌、真菌、ウィルスなど対応を変えて消毒しています。耐性を作らないように、次の症例に感染させないように。
ウィルス感染はそのウィルスの特性を知り、それに適応した消毒や行動の予防体制、そして治療に対応してゆくために、基礎医学の分野での一日も早く早急な明るい報告が待たれるところです。
ついてに:
彼らが必至で研究し医療現場では危険を承知で対応していると言うのに、営業しているパチンコ屋さんがあると聞きつけるや否や殺到する人たち。パチンコ屋さんでずっと球を打っているがいい・・。ごはんもそこで食べて、寝る時もそこで寝て。出てこないでくれ。
これは言いすぎでしょうか。
彼らがもしも感染しても、医療現場は彼らを受け入れるでしょう。腹が立っても受け入れて治療に当たるでしょう、分け隔てなく。とても複雑な思いがしてなりません。
医療現場を応援するメッセージや音楽がSNSで流れいます。なんともバランスの良くない現状にひたすら眉をひそめてしまう毎日です。今は応援も必要だと思いますが、患者にならないことが医療現場の熱意に報いる事だと思います。
土壇場のご連絡で大変恐縮です。
連休の対応は5月3日(日)、4日(月)の2日間は午前中の診察のみ実施いたします。
それ以外はカレンダー通りと致します。
理由と致しましては、皆様方の大きなご理解を頂き、現在待ち時間をお車もしくは駐車場での待機を実施して頂いております。
従いまして待合室での空気管理はもとより、小さな空間での接近した距離感もなく実行されていると確認いたしました。
診察室におきましては、できる限りの換気と動物が逃走する可能性のない場合におきまして、扉の開放を行い診察を実施しております。ただどうしても皆様方と私の距離が近くなる恐れもありますが、これは致し方ない限りと思います。しかしできる限りそれも短時間で行えるよう工夫してまいります。
どうかご理解とと協力をお願いいたします。
日々TVでは感染にまつわる報道がひっきりなしです。
もう何をしなければならないか、全ての国民が理解しているはずです。それまで軽く見ていた人(僕もそのうちの一人でした)も、かなりの危機管理をしていると思います。
さて動物病院として具体的に実施している事
1)毎朝スタッフ健康チェックシートの提出(体温、7項目の自己報告)
2)待合室の窓の開放と換気扇の常時作動
3)扉取っ手などのアルコールや次亜塩素酸ナトリウムによる消毒
4)マスクの装着
5)硬貨の消毒(紙幣消毒は懸案中)
お陰様で現在私およびスタッフの家族は健康を維持しております。一時溶連菌による咽頭炎を発症していた者がおりましたが、幸いにも無事治癒しました。その後すでに2~3週間経過しますが異常を認めません。
引き続き健康管理に努めてまいりますとともに、万が一に対応してまいります。
人々の接近をできる限り減らすか無くす対策が叫ばれています。
ところが4月、5月の動物病院はフィラリア症予防や狂犬病予防のシーズンです。従いまして動物病病院は少なくとも混雑が予想され、人々の往来が増え接近する機会が増加します。
特に連休ともなればご主人様方がお休みになられ、イヌを連れてこられるのが通例となって居られるご家庭も少なくありません。
ですから今まで私たちも祝日とは言え来院に備えて診察時間を設けてまいりました。
動物たちの健康管理が私たちの使命ですが、同時に人々の健康管理と安全はとても重要です。
今獣医師会は医師会とともにワン・ヘルス(ONE HEALTH 犬の健康ではありません)を提言してい居ります。すなわち人と動物の共通感染症を基軸としてお互いの英知をつなぎましょう、という提案です。
今回の感染症でもまさにワン・ヘルス。
さて接触をとにかく避けながら皆様方の利便性を優先するか、感染症拡大阻止に努めるか。
他に手段があるのか思案を繰り返しております。
日本全国緊急事態宣言を発出したことになりました。法的な地域封鎖はありませんが、各自の強い行動制限を促す要請だと受け止められます。
今や国や県、市町村に頼るより、正確に各自が情報を捉え、一番正しいと思われる行動を選択する必要があると思います。
一方では大阪市内でパチンコ店が休業となったため、奈良県、和歌山県にお客が流れ込んでいるとも聞きます。ギャンブルは半ば理性で制することが出来ないと聞きますので、こうなると本来は都市封鎖も必要だと感じます。
荒井知事はロックダウンのない緊急事態制限はどこまで意味があるのか?と言った発表をしておりましたが、恐らく真意はロックダウンまでしないと制圧できないだろう。しかしできる限りの努力を続けて知恵を出し合いウィルスを抑え込んでいきたい。という意味だったのではないでしょうか。(僕は彼の熱烈な支持者・後援会員ではありません。)
首相、大臣、知事、市町村の首長の話を捉えての批評が多いですが、それはともかく、国民市民の各々の考え方に尽きるのだと思います。
もう批評は聞き飽きてしまいました。それより建設的な考えで前を向いて進んで行きましょう。
皆さま方いかがお過ごしでしょうか。
奈良ファミリーやスーパーの食品売り場にはマスクをした多くの人々の雑踏が絶えません。
一方奈良公園はもとより遊興施設からはひっそりとしてしまいました。しかしパチンコ屋さんには締め出された大阪のパチンコファンがやって来られていると報道されています。なんだか意味を履き違えている現状に情けなくなります。
さて必然的にご自宅で過ごされる時間が増加した今、今だからちょっと覗いてみることが出来る面白いサイトがあります。
DSファーマーと言う動物薬専門の大手メーカーのサイトですが、なかなか秀逸で楽しく見やすくまとめられています。
これを機会に知識のストックを増やしてみませんか?
東京、千葉、大阪、兵庫、福岡に新型コロナウィルス呼吸器感染症拡大に向け、緊急事態宣言が発令されることとなりました。
また大阪をはじめとして休業要請が出されたところもあります。(動物病院は生活に必要な業種で括られています)
これはとても大変な事態で、都市封鎖にはならないまでも各個人がより一層慎重に行動しなければならないという勧告だと思います。もしかしたら自分が感染していて他人にうつしてしまうかもしれない!という意識がとっても大切です。
当院では今後の世情、感染拡大状況を観察しながら、診察時間の変更を止む無く実施することも視野に入れております。
その際は随時当ホームページにご報告いたします。
またこれからのシーズンは狂犬病予防注射、フィラリア予防のための血液検査が集中的に込み合う時期です。
そこで当面の対策として
1)待合室は随時換気扇を回すほか、定期的に窓を開けて空気の入れ替えも実施いたします。幸いヒノキ花粉もピークを過ぎるそうです。
ただ待合室で動物たちを放たれる飼い主様を時々お見受けします。開放された窓からの逃走や事故につながりますので、必ずキャリングケースに入れたままにして頂くか、リードを手放さないでください。
2)受付を済まされお車で待機されることもお勧めします。
来院されました際、受付を済まされ同時に携帯電話番号とともにその旨をお伝えください。順番が参りました時にはお呼び出し致します。
ただし携帯電話番号は個人情報ですので、別紙にご記入の上、所定のBOXに投函してください。
予約制も検討いたしましたが、当院では獣医師が一人ですので対応ができないと判断致します。
3)受付に防護シードを設置いたしました。今や誰がウィルスを保有しているかなどは全く外見では判りません。
今TVなどでは国や行政の施策遅延を指摘しております。しかし今となっては国民各自がするべきことをして、感染を広めないことが最優先課題です。国や行政を批判する前に、各自が襟を正して前に進もうではありませんか。
そして1日も早く青空の下や屋内で、人が普通にマスクなして話すことが出来る平常の生活を取り戻しましょう。
感染拡大当初この疾患を侮っておりましたが、どうやら病状も重症化すればするほど痛みと苦しさが伴うことがわかりましたし、感染力がとてつもなく強いことも判りました。
感染症の怖さは私たち獣医師も十分に理解しております。が、感染症によりその性質はかなり異なることを痛感しました。
20年以上前ですが、とある地域でジステンパーが発生しました。それから数日の間、地域内ではあちらこちらで発症が確認され往診の日々が続きました。地域の真ん中に位置していた公園を中心に、まるでコンパスで円を描くように広がっていたのです。
当初はパニックを起こしてはいけないと躊躇したのですが、感染の拡大を恐れ、当院で把握している地域の方々にはがきでアナウンスしました。後に考えれば正しかったと思います。
そのジステンパーはその地域から出ることなく、何とか終息してくれました。しかし数頭の犠牲もありました。
今ジステンパーや伝染性肝炎、パルボウィルス感染症の伝染病はほぼ見なくなりました。これはひとえに皆様方のワクチン接種に対するご理解があるためと考えております。どうしても治療薬がない疾患では予防薬の存在がとても大きく、予防をうかつに忘れているととんでもないことに拡大してしまうことがあります。
これが基本ではないでしょうか。
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