県庁に用事があったついでに氷室神社を覗いてみました。
まだつぼみですが、近いうちの開花は間違いなさそうです。今年もきれいな枝垂桜が期待できます。
あまりにも今日は晴天が美しく、偶然手術も検査もない昼間でした。
昼食もそそくさと頂き、早速自転車にまたがって近隣の公園へ行きますと池にはカモたちが遊んでいました。
しかしここも今年は鳥の飛来は少ないようでした。いろいろ見ていると、ご高齢の女性がカメラを片手に来られました。
お話しをお伺いしていると、やはり鳥の観察がお好きなようで話が進みます。
するとちょっとバランスの悪いカモが2羽泳いでいました。2人でかじりついて観察しました。
ハシビロガモです。
嘴の先端が幅広になっているのが特徴です。
昨年平城宮跡でメスを見たのが最初でしたが、番で観察したのは初めてでした。
60分ほどの野鳥観察。気持ちのよい観察日和でした。
昨年8月に8年間勤めてくれた縁光さん。今年2月に同じく8年勤めてくれた伊吹さん。がそれぞれ結婚で退職しました。
そして3月6年半勤務してくれました獣医師 北川君が開業のため退職しました。
皆次の人生に向かって行きます。
さて今年は新人動物看護士の奥さんが加わります。現在トリマー兼務動物看護士の吉野さん、熊谷さん、そして院長山尾共々よろしくお願いいたします。
病院に犬やネコを車で連れて来られる時、車内ではキャリーバッグ、バリケンネルなどに入れてあげておられますか?
ときどき街中を走っている車の開いた窓から、誇らしげに顔を出している犬を見かけるときがあります。もっと驚くのは運転席側の窓から顔や上半身を出しているときです。このような時ドライバーの方はハンドルを握りながら愛犬の行動にも注意されている事でしょう。
山口県の男性が運転する車の視野を妨げるような状態で、プードルがフロントガラスより覗き込んでいるところを、交差点ですれ違ったパトカーが現行犯で逮捕したという記事が載っていました。
どのような条項に当てはまるのかを開いてみますと、「乗車積載方法違反」と言うらしいのです。
その内容は「乗車、または積載のために設備された場所以外に乗車および積載させて車両を運転した場合違反」と記載されており、正しい積載方法とは下記のとおりです。
道路交通法における乗車積載方法
1.車両の運転者は、当該車両の乗車のために設備された場所以外の場所に乗車させ、又は乗車若しくは積載のために設備された場所以外の場所に積載して車両を運転してはならない。ただし、もっばら貨物を運搬する構造の自動車(以下次条及び第五十七条において「貨物自動車」という)で貨物を積載しているものにあつては、当該貨物を看守するため必要な最小限度の人員をその荷台に乗車させて運転することができる。
2 車両の運転者は、運転者の視野若しくはハンドルその他の装置の操作を妨げ、後写鏡の効用を失わせ、車両の安定を害し、又は外部から当該車両の方向指示器、車両の番号標、制動灯、尾灯若しくは後部反射器を確認することができないこととなるような乗車をさせ、又は積載をして車両を運転してはならない。
3 車両に乗車する者は、当該車両の運転者が前二項の規定に違反することとなるような方法で乗車をしてはならない。
(特例)
1.車両の運転者は、当該車両の出発地を管轄する警察署長(以下第五十八条までにおいて「出発地警察署長」という)が当該車両の構造又は道路若しくは交通の状況により支障がないと認めて積載の場所を指定して許可をしたときは、前条第一項け規定にかかわらず、当該車両の乗車又は積載のために設備された場所以外の場所で指定された場所に積載して車両を運転することができる。
2 貨物自動車の運転者は、出発地警察署長が道路又は交通の状況により支障がないと認めて人員を限つて許可をしたときは、前条第一項の規定にかかわらず、当該許可に係る人員の範囲内で当該貨物自動車の荷台に乗車させて貨物自動車を運転することができる。
ということです。
これから気候がよくなり、動物を連れてドライブにでもとお考えの方々。どうか安全に目的地との往復をお考え下さい。
大分大学 工学部 生物工学専攻の宇田教授がこのたび、狂犬病に感染させたマウスに、狂犬病ワクチンを接種した人の白血球から取り出したスーパー酵素を与えたところ、世界基準の14日間以上生存させたという記事を読みました。
これはとても素晴らしい事で、狂犬病に感染した人間は、すぐさまワクチンを接種しても助かるかどうか・・・・という病気なのです。
皆様の記憶にも新しいと思いますが、2006年京都と横浜の2ヶ所で偶然にも日本人の狂犬病感染例が出ました。双方ともフィリピンで犬に咬まれた経歴がわかり、すぐさま狂犬病の感染を調べたところ黒と判ったのですが時既に遅しでした。
それがこの酵素が実用化されれば治ってしまうのです。
日本は清浄国ですがアフリカ、インド、中国、アメリカなどなどでは今でも感染した動物がいるのです。そして人の感染例も後を絶たないのです。
海外旅行がとても身近になった今、動物が好きだからと言って、安易に触れてはいけません。
この酵素が開発され世に出てくることを期待しましょう。
そろそろ狂犬病予防注射の季節です。今年も忘れずに接種を受けてください。
Copyright © 2009 山尾獣医科病院 All Rights Reserved.