奈良の動物病院 山尾獣医科病院

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そろそろ花粉対策

巷の情報では昨年より花粉の飛散量が2.9倍・・・なんて事が。大変なことです。

昨年は例年より半分ほどだったそうですからその約3倍と言いますと例年の1.5倍と言ったところでしょうか。

それにしても花粉症は困った症状です。そこで早めに抗アレルギー剤を投与しておくと、受容体をブロックするので花粉がやってきても症状がかなり軽くて済む、という投与方法を聞いた事があります。そこで急いで耳鼻科の先生に予防対策をお願いするために受診しました。

すると先生のお話では、確かに数年前まではその理論により早期の投与を勧めておりました。しかしこれを数年間実施した結果、ほとんど変化が見られないこともわかったと言う事です。そこへ加えて薬も良くなり、眠気をあまり起こさない抗アレルギー薬が出たことで、投与するとほぼ4~7日ほどで効果が現れるのだとか。

だからスギ花粉が1月末、もしくわ12月の末から飛んでいてもまだまだ微量。日中気温が15度か17度かが続くといきなり花粉嚢は開きあっと言う間に花粉は飛び散るのだけど、暖かくなったり冷え込んだりしている今は、花粉嚢が開いても少しだけだし、すぐに飛び散るのを止めるそうです。

そこで2月も20日以降、特に25日くらいになるといよいよ気をつける必要が出てくるので、薬が効くのに4~7日必要だとすると20日くらいから飲めば良いですよ。

と詳しく説明してくださいました。

また黄砂の小さな粒の周辺にPM2.5などの大気汚染物質がくっついてやって来ると、これは細菌も一緒にくっ付いて来るので感染を引き起こす可能性が大きく、膿の鼻汁が出たり咳が出たりすると抗生物質が必要になりますね。とも仰ってくださいました。

とってもよくわかる先生のご説明。本当にありがとう御座いました。

これで今年は楽に生活が出来れば大助かりです。

この説明。僕も使わせていただきます。

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