♪ 院長のココロなのだ!

春はそこまで

土曜日, 2月 15th, 2020

休診日の水曜日。なんだか急に暖かくなってきたので自転車を持ち出して京都へ。

堀川を北上し西本願寺へ。親鸞上人生誕850年らしく、今年はいろいろ行事があるそうです。今はその準備で修復中。

境内に植わっている大きな桜の木には、まだ固いのですが蕾がいっぱい。3月の末には咲き始める準備をしているのでしょう。休眠打破はそろそろですかね。待ち遠しいなあ。

堀川を上がって途中から烏丸に抜け御池を過ぎて御所に。ここではもうすっかり紅白の梅が咲いています。周囲に香りをいっぱい漂わせ、人々がそれに誘われるかのように集まってきます。また今年も会えました。

コースをさらに東へ向かい、節分ではずいぶん賑わった吉田神社へ。今は閑散として、時折参詣に訪れる人が居られたり、保育園の園児たちのお散歩に出くわしたりの日常が微笑ましい光景。

去年頂いたくちなし色のお札をお返しするために階段をあがり本殿わきの社務所へ。1年間お守り頂きありがとうございました。

そして本殿でお参り。

さて今日の目的は概ね終了。おっといやいやまだありました。昼食です。冬季限定のあれです。

今年は暖かいとは言えやはり冬。蒸し寿司を頂くのも目的でした。丁度お腹も空いてきたことだし、そのまま寺町に向かいます。

「末廣」さんを見つけました。店構えは質素は表。楽しみです。

しかし自転車を置いておくところが見当たりません。うかつに置いておくと京都市が違法駐車と言うことで保管場所に移送するそうです。特に最近吉田(京大)辺りを中心に強化しているとか。

もう10年ほど前、化野念仏寺で家内と僕の自転車をワイヤーで繋いでおいたのですが、ワイヤーは切られ僕の自転車だけが持っていかれました。これは京都市の仕事ではないでしょう。

それ以来自転車の保管には人一倍注意するようになりました。

そこで少々距離はありますが、御池通まで下って駐輪施設に止めることにしました。しかしこれも曖昧な施設で、例え他人の自転車でも管理システムにある目的の番号を押してやると開錠される仕組みです。自分や他人の自転車の区別などしてくれません。ですから駐輪後、設備と自転車を尚強靭なチェーンでロックしてやらねばなりません。これで少しは安心です。

ちなみに僕の自転車は折りたためば概ね60×60×30ほどになりますので、スペースさえあれば店内に持ち込ませてもらえます。それだけに簡単に盗られてしまうかもです。

ようやく徒歩でお店に到着。しかし初めて入るお店だし、表構えもあまりオープンではないし、中は見えないし・・・と思いながら、そっと扉を開けて「こんにちは~」

すると笑顔で30代くらいの奥さんらしき方がお出迎え。なんだかホッとした瞬間。一見さんはお断りどすなんて言われたどうしようかと思っていたのだけど。

時間は12時少し前。お客は誰もおらず3席ほどの設えに客席も6つほど。決してお世辞にも広いとは言えないまでも、なんとも安心できる雰囲気にお茶を頂く。

さて目的の蒸し寿司を注文。並と上があり量は一緒だけど上に載っている具がカニが載っていたりアナゴの量が多いとか。300円の違いなら上でお願いすることに。

出て来るまでの15分ほど、奥さんとお話し。そこへ大将が僕のカバンを見て「ブロンプトンのカバンですね。自転車がお好きなんですか?」と。よくご存じですね、と言うと「いやいや」と返答されたけど、どうやら大将も自転車好きらしいなあ。

ようやく待望の蒸し寿司が登場。そっとお椀を開けると・・・きれいな色合い。これだけでも十分楽しめる。

甘さがやや強く酢飯の具合もキュッとやってくるのかな?と思ったら、あにはからんや具の元々の味が味わえるように調味料はそれほど加わっていない。

菜の花の苦みもしっかりとしていて、シイタケも甘すぎない。

途中でガリと一緒に頂くアナゴが刻んであるごはんもホクホク。

美味しゅうございました。春が来る前に頂くことが出来ました。感謝。

お店をでて御池に戻ろうとしたが、近くにあるケーキ屋さんが気になったので覗くと開店していた。昨年までは水曜日はやっていなかった。じゃあとばかりにケーキとティラミスを購入。店内を見ているとイートインと同時にイタリア料理も始めたらしい。今度はここへ来なくっちゃ。

さて自転車に戻り開錠してケーキをカバンの上に乗っけて揺らさないように・・・。

一日の感謝を込めて帰宅しました。

コロナウィルスによる呼吸器感染症

木曜日, 1月 30th, 2020

この数日「奈良県在住 60歳代 男性・・・」という言葉がTV/新聞など報道でてくる度にドキッとします。

まだ未分類のコロナウィルスによる呼吸器感染症が報告されてから2か月ほどです。

感染力はかなり強いようですが、SARS(severe acute resupiratory syndrome:重症急性呼吸器症候群)と比べますと重症化率は低いみたいです。特に重症化されている方々は老齢者、過労によるストレスなどにより何らかの免疫低下が疑えるようです。

ですからやたら怖がらずに日々の健康管理に努め、必要でない場合は人込みを避けることが大切だと思います。

また気になる発熱、関節痛、咳が気になる場合は、すぐさま医療機関に行かず、最寄りの保健所に相談するといいそうです。

とは言え保健所もかなり大変でしょうし、他の相談窓口もあるようですの、そちらの活用もしましょう。

イヌやネコでも以前からコロナウィルスによる呼吸器感染症や腸炎などがあり、厄介なものでは変異しやすいためにワクチンを作ることが出来ないものもあります。

今回のヒトの呼吸器感染症はまだまだ判らないことが多いようです。早く封じ込めてもらいたいところです。

極楽鳥花(ストレチア)が開花しました

月曜日, 1月 20th, 2020

2年前に株分けした極楽鳥花が今年3個のつぼみをつけ、今年に入って2輪咲きました。

とても元気な花です。

窓辺の温かいところで鮮やかなオレンジと対比するように紫色が映えます。

 

新年が明けました

土曜日, 1月 4th, 2020

子年が明けました。今年もよろしくお願いいたします。

年々お正月の雰囲気が失せつつあるこの頃。私が歳を取ったせいか、世間の雰囲気があせて来ているのかわかりませんがどうもピンと来ません。

注連縄のお飾りをする習慣も確実に減少しているように思いますし、お正月だからと言って新調した服や靴を下ろしてお出かけする事もなくなったようです。

それでも神社やお寺には多くの人が一年の祈願を求めて参拝されるお姿は変わりませんでした。

安心して過せる1年でありますように!祈念いたしますっ。

年の瀬

日曜日, 12月 29th, 2019

いよいよ2019年も数日を残すところとなりました。

皆様方におかれましては如何な1年でしたでしょうか。

様々な出来事、事件、災害が今年もありました。毎年同じような感想を抱いては1年を閉じ、新年を迎えるような気がしてなりません。

何とか自身では出来ない事も多々ありますが、自身の気の持ちようで乗り切れることもあるはずです。

そう言えば○○ハラスメントという言葉が増えております。これも勿論悪趣味で悪質なものは絶対にいけませんが、もう少し寛大な気持ちを持ち続ける事で違う展開がありそうな場面もあるような気がします。

例えば除夜の鐘。これが騒音だと言った意見。ご近所の方に取られましては多少の迷惑なのでしょう。108つ撞く間だけの時間なんですが。ダメでしょうか。

学校の先生が子どもを叱る時、愛情をこめて叱る大きな声。これはハラスメントでしょうか。使ってはいけない言葉や暴力はいけません。しかし教育にあまり周囲が意見を言いすぎると、現場は何も出来ないのではないでしょうか。

昔から学校の先生とお巡りさんは怖かったはずです。この方たちが正しい心で正しい方向を向いてくれているのであれば、やはり怖い存在で居てもらいたいと思います。

来年は寛大な心を広げてゆける日本であればと願います。

今年の通常診察はこれにて終了しました。どなた様も良い年をお迎えください。

 

立冬

金曜日, 11月 8th, 2019

今日は二十四節季で申しますと立冬。

正確には8日から22日までの間だそうで、まだ秋ですが初めて冬の気配が感じられますよ~という意味なのだとか。

確かに着る物が変わっていますし、時には暖房が恋しくなる事もあります。

巷ではインフルエザの流行のささやかれ始め、乾燥、寒暖の差などから様々な体の変調がやって来ます。

くれぐれもご注意ください。

ちなみに私は先日インフルエンザのワクチン接種を終えました。

秋の雨 nochi 晴れ

木曜日, 10月 24th, 2019

毎年10月ってこんなに雨の日が多かったでしょうか。昨年は10月に傘マークが1回でもついた日が5日。今年の10月は既に7日です。

雨量も多いようで、気象庁のデータによりますと昨年の10月と比べると242%の降雨量だとか。とんでもない雨量です。

それだけに秋晴れの日が余計清清しく感じます。

先日ご紹介したキンモクセイも、この2日の雨で7割がた散ってしまいました。地面には黄色い小さな花びらがたくさん積もっています。

これが乾燥すると今度は暗めのオレンジ色に変わり、汚れた地面になってしまい掃除がたいへん。

徐々に秋の深まりを感じます。

そんな秋雨の狭間に晴れた22日の即位礼正殿の儀。東京では強く降っていた雨が止み、虹が出て来たと報道がありました。

おめでたい儀式に素晴らしい演出。地球のプロデューサーはやはり居られる様に思いました。

一方私は家内に誘われ午後からちょっと家を空けて京都に向いました。二条城の前を通り過ぎると人がたくさん。どうやら無料公開されているようでした。

早速入城させてもらいますと、ただですらいつも人がいっぱいの二条城。この日はまた格別です。

大政奉還が紹介される時にでてくる大広間。写真でしか見た事がありませんでしたが、ここで歴史のひとつが大きく転換されたのかと思うと感動です。しかし思っていたより狭く感じたのは私だけでしょうか。映像って本来の広さより広くも狭くも色合いや明るさで変わるもんなんですね。

またこの日は特別ご朱印が先着1000名であったそうです。遅くから行った私達にはこのサンプルを見るだけでした。

 

お城を出て出町に車を止め、少し腹ごしらえ。チェーン店を展開している中華のお店。確か将棋のKingを意味する名前のお店でしたが、ドアの前に張り紙がありました。意味は「お金がなくてお腹の減っている学生さんは遠慮せずに言って下さい。お腹いっぱい食べさせてあげられますよ。」という内容でした。

思わず学生時代、たまたま仕送りが遅くなって腹を減らしていた時を思い出しました。もっと深刻な学生さんの理由もあるでしょう。それを応援している食堂があることを知って心が温まりました。

病院に帰ってスタッフにその事を話すると、20年ほど前にもあったそうです。

学生の街京都。いいなあ。

この日は鞍馬の集落内で「鞍馬の火祭り」という京都三大奇祭と言われる行事があるので、腹ごしらえが終わりすぐさま叡電に乗って鞍馬へ。

火祭りは平安時代に平安京の内裏にあった由岐神社を次の目的のために朱雀天皇が遷されたのが起源だと言われています。

1)京都の守護のため北に遷された。

2)当時頻発した地震、災害、情勢不安を鎮めるため

そのさい賀茂川沿いの葦に火をくべ道明かりとしたことに由来するらしいのです。

この数年小さな鞍馬の集落にとても多くの観光客が詰掛け、狭い道を大きな松明が通れなくなるため、警察官の指示で止まらず歩いて鑑賞する様指導されていました。

観光客の顔ぶれを見ていると、白人が20~30%は混じっているように思われます。世界の京都だからこの日京都に来ている外国人の多くがお祭りに来ていてもおかしくはないのでしょう。

サイレヤ、サイリョウという掛け声と共に上半身裸でふんどし姿の雄雄しい男性が大きな松明を担いで町なかを練り歩き、鞍馬寺まで上って由岐神社まで下ってきてはお旅所に神様をお連れすのです。

松明は道に対して約30度の角度にして抱えられ、その先端は激しく燃える炎。ごうごうと燃え盛る炎の真下では松明を支える若い男性2人。火の粉が落ちてきても元気にサイレヤ、サイリョウと叫んでいました。

その後ろから子ども達や女性たちが小さな松明を持って歩いています。サイレヤ、サイリョウ。

大きな太鼓の音がする。ドンドコドンドコドンドコドコ。良く見ると女性。あっちでも太鼓がドンドコドンドコ。やはり敲き手は女性。

女性が指揮をとって男性が動く。そんな構図にも見えます。

私たちは集落を一周してまた駅に戻りました。しばらくするとお旅所から戻ってきた松明が参道入り口に集まってきました。

時間は20時20分ごろ。そろそろ盛り上がりが最高潮に近づいて来るのでしょう。

しかしその瞬間は狭い場所での行事だけに、余ほど運よくそこに居合わせるか、真正面の旅館に宿泊していなければ拝めないようでした。

最終の電車は0時20分だと聞いていたので、まだまだ帰る手段はあるようだけど、私たちはそこそこにして帰ることにしました。深い追いして帰宅が困難になると困ってしまうからです。

既にこの段階でも電車に乗るためにとても多くの人々が並んでいるのが見えました。

電車には無事乗り込む事ができ、出町まで辿り着けました。車内ではやはり外国からのお客さんがとっても多く驚きました。

機会があればまた参加してみたいお祭りです。

寒い朝

土曜日, 10月 19th, 2019

朝夕ひんやりします。

早朝トイレに行きまして、便座に座りますとこれがまだ冬支度しておらずチベタイ(冷たい)!!

思わず「ヒャッ」と声が出て腰が浮きます。

ちょっと待てよ。この情景・・・。

HAZUKIルーペのCMの基本形かな?とあほな事を思いつつ、再び寝床に戻るのでありました。

キンモクセイ

木曜日, 10月 17th, 2019

住宅地内を歩いておりますと何処からともなく甘い香り。キンモクセイの香りです。

それと感じ取ってきたメジロ集団が集まって来ました。

花の蜜を吸いにやってきたのでしょうか。忙しそうに木の中で飛び回っていました。

お疲れ様

台風一過

木曜日, 10月 17th, 2019

大型台風19号が日本列島を震撼させました。長野、東京、千葉、栃木など多くの被害にあわれた方におかれましては、慎んでお見舞い申し上げます。

台風が過ぎ去りますと朝夕の気温が下がり、早朝ですと長袖のシャツにもう一枚着たくなりました。

久しぶりに駐車場の花壇をブラブラしてみました。

春に植えました綿がはじけて、白いフワフワとしたまさに綿が出来ています。

秋になると定番のムラサキシキブ

ほのかな香りで存在感を知らせてきたギンモクセイ

夏の開花以来長く咲いているヤサカマモリ

もうすぐするとコキアが今年も真っ赤に色づいてきそうです。

屋内では今年3回目の開花を期待させるゲッカビジンが蕾を膨らませ始めました。

ちょっと楽しい秋の植物達です。


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