奈良の動物病院 山尾獣医科病院

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春はそこまで

休診日の水曜日。なんだか急に暖かくなってきたので自転車を持ち出して京都へ。

堀川を北上し西本願寺へ。親鸞上人生誕850年らしく、今年はいろいろ行事があるそうです。今はその準備で修復中。

境内に植わっている大きな桜の木には、まだ固いのですが蕾がいっぱい。3月の末には咲き始める準備をしているのでしょう。休眠打破はそろそろですかね。待ち遠しいなあ。

堀川を上がって途中から烏丸に抜け御池を過ぎて御所に。ここではもうすっかり紅白の梅が咲いています。周囲に香りをいっぱい漂わせ、人々がそれに誘われるかのように集まってきます。また今年も会えました。

コースをさらに東へ向かい、節分ではずいぶん賑わった吉田神社へ。今は閑散として、時折参詣に訪れる人が居られたり、保育園の園児たちのお散歩に出くわしたりの日常が微笑ましい光景。

去年頂いたくちなし色のお札をお返しするために階段をあがり本殿わきの社務所へ。1年間お守り頂きありがとうございました。

そして本殿でお参り。

さて今日の目的は概ね終了。おっといやいやまだありました。昼食です。冬季限定のあれです。

今年は暖かいとは言えやはり冬。蒸し寿司を頂くのも目的でした。丁度お腹も空いてきたことだし、そのまま寺町に向かいます。

「末廣」さんを見つけました。店構えは質素は表。楽しみです。

しかし自転車を置いておくところが見当たりません。うかつに置いておくと京都市が違法駐車と言うことで保管場所に移送するそうです。特に最近吉田(京大)辺りを中心に強化しているとか。

もう10年ほど前、化野念仏寺で家内と僕の自転車をワイヤーで繋いでおいたのですが、ワイヤーは切られ僕の自転車だけが持っていかれました。これは京都市の仕事ではないでしょう。

それ以来自転車の保管には人一倍注意するようになりました。

そこで少々距離はありますが、御池通まで下って駐輪施設に止めることにしました。しかしこれも曖昧な施設で、例え他人の自転車でも管理システムにある目的の番号を押してやると開錠される仕組みです。自分や他人の自転車の区別などしてくれません。ですから駐輪後、設備と自転車を尚強靭なチェーンでロックしてやらねばなりません。これで少しは安心です。

ちなみに僕の自転車は折りたためば概ね60×60×30ほどになりますので、スペースさえあれば店内に持ち込ませてもらえます。それだけに簡単に盗られてしまうかもです。

ようやく徒歩でお店に到着。しかし初めて入るお店だし、表構えもあまりオープンではないし、中は見えないし・・・と思いながら、そっと扉を開けて「こんにちは~」

すると笑顔で30代くらいの奥さんらしき方がお出迎え。なんだかホッとした瞬間。一見さんはお断りどすなんて言われたどうしようかと思っていたのだけど。

時間は12時少し前。お客は誰もおらず3席ほどの設えに客席も6つほど。決してお世辞にも広いとは言えないまでも、なんとも安心できる雰囲気にお茶を頂く。

さて目的の蒸し寿司を注文。並と上があり量は一緒だけど上に載っている具がカニが載っていたりアナゴの量が多いとか。300円の違いなら上でお願いすることに。

出て来るまでの15分ほど、奥さんとお話し。そこへ大将が僕のカバンを見て「ブロンプトンのカバンですね。自転車がお好きなんですか?」と。よくご存じですね、と言うと「いやいや」と返答されたけど、どうやら大将も自転車好きらしいなあ。

ようやく待望の蒸し寿司が登場。そっとお椀を開けると・・・きれいな色合い。これだけでも十分楽しめる。

甘さがやや強く酢飯の具合もキュッとやってくるのかな?と思ったら、あにはからんや具の元々の味が味わえるように調味料はそれほど加わっていない。

菜の花の苦みもしっかりとしていて、シイタケも甘すぎない。

途中でガリと一緒に頂くアナゴが刻んであるごはんもホクホク。

美味しゅうございました。春が来る前に頂くことが出来ました。感謝。

お店をでて御池に戻ろうとしたが、近くにあるケーキ屋さんが気になったので覗くと開店していた。昨年までは水曜日はやっていなかった。じゃあとばかりにケーキとティラミスを購入。店内を見ているとイートインと同時にイタリア料理も始めたらしい。今度はここへ来なくっちゃ。

さて自転車に戻り開錠してケーキをカバンの上に乗っけて揺らさないように・・・。

一日の感謝を込めて帰宅しました。

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