今平城宮跡は秋の装いの真っ只中です。
ススキや黄色いセイタカアワダチソウが競い合って、野原一面に素晴らしい風景が広がっていました。
きっと夕日に映えるととんでもない景色に変わるのでしょうね。
いい季節です。
このあたりでは「そば」の栽培は見かけません。
以前阿蘇山の麓で一面のそば畑を見たことがあります。奈良県も桜井市にそばの栽培が盛んなところがあると聞いておりました。しかし具体的にどこかな?と探ることもなく至っておりましたが、ある日新聞に目を通しておりますと「笠」という地区では「そば」の栽培が盛んに行われている事を知りました。
ちょっと気になっていたので、ある日の午後ふらりと出かけてみました。
途中車が交互通行困難な場所も3~4箇所あり、なかなか大変な山の中です。
それに負けずに笠山三宝荒神や笠そば処の看板を辿って行きますと、とうとう目的地。
遠くにそばの畑が眼下に一面見ることができました。
現地についたらうまい具合に空は晴れ渡りました。
どこまでもどこまでもそば畑。もうすぐ収穫なんでしょうね。
この畑の近くにはパンジーを栽培している大きなビニールハウスが4棟ほどあり、出荷間近を伺わせる動きでした。
里山にはこんな暮らしが息づいているのです。
明日香村といえば石舞台。と思い出されるでしょう。
他には岡寺、橘寺など歴史的なお寺があり、古墳群あり、悠久の歴史を垣間見れる日本有数の地です。
先日の日曜日、午前の診察に来られた飼い主さんが「昨日の夕刊に明日香村のヒガンバナが綺麗ってかいてありましたよ。これからこの子を連れて行こうと思って」
この言葉が診察終了後どうしても頭から離れませんでした。
午後一番にお彼岸を迎える準備に我が家のお墓参りをし、さて時間を見るとまだ3時前。明日香村へ矛先を向けました。
到着は4時過ぎ。まだ周囲は明るかったのですが、なかなか車を置くところが見つかりません。ようやく1台分のスペースを確保。周辺を散策しました。
聖徳太子生誕の地、橘寺です。観光客はとても少なく、じっくりと周囲空気を楽しめました。
少しすると夕日が葛城山にさしかかろうとしておりました。なんとも言えない空にうっとりです。
いろいろなヒガンバナを見ることができました。
どうやら主役にも脇役にもなれる花の一つなんでしょうか。
そうこうしているうちにお腹が空いてきました。近くにあった食堂でうどんを1杯。
さて帰ろうと思いお会計をするとき、お店の奥さんが「今日は太鼓を聞きに来はったん?」と。「太鼓???」と聞き返すと、どうやら石舞台の隣の広場に屋外ステージを作り、そこで和太鼓を演奏すると言うのです。
ちょっと聞きに行くことにしました。
明日香村に根付いた和太鼓の演奏集団 倭(ヤマト)。全国ツアーの最終日にこの明日香村を選んだそうです。しかも基本的には無料。でも帰りがけに浄財をお気持ちだけ・・・。というシステム。
開始は6時半。周囲は真っ暗になり、さすがに気温も冷えてきました。
演奏をいくつか聞きました。とても迫力のある演奏です。感激です。
しかしあまり長居することもできず、途中で切り上げて帰ることにしました。きっと最後まで聞いていたら車が動けなくなるでしょう。翌日も仕事はあるしで仕方ありません。
ものの3時間ほどしか滞在できませんでしたが、とても中身の濃いエキサイティングした過ごし方でした。
東京の代々木公園ではデング熱を媒介する蚊の駆除対策に追われています。そもそもは亜熱帯地域の感染症が今は温帯地域の日本でも見つかり、もしかしたらそのうちウエストナイル病も見つかるかもしれません。
21世紀は感染症の時代と言った学者もいましたが、まさにその兆候が見えてきました。
またマダニから感染するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)も徐々に感染を広げております。
草むらでマダニに噛まれて感染する人もいれば、イヌについているマダニを素手で取ろうとして感染する人もいます。
この病気そのものはイヌでは発症した報告がありません。しかし家族が発症してしまうのです。もしも除去しなければならないときは手袋を装着してから除去するか、ピンセットで除去し、直接マダニに触れないようにしましょう。
どうしても除去できないときは病院に連れてきてください.
マダニの5~15%にSFTSウィルスを保有していると言われています。
どうかくれぐれもご注意ください。
毎日が蒸し暑い日々です。雨も局地的に激しく降ります。皆様がにおかれましては被害はございませんでしょうか。
これだけよく降り、蒸し暑いと外に出る元気もありません。そこで先月の出来事からの流れで少々お付き合いください。
もう一ヶ月も前の話。祇園祭の後祭り宵山の日。昨年もらった粽を返しに八坂神社へお参りに行きました。
境内は参拝客も少いものの、やはりお祭りの準備に追われているようでした。
お参りも済ませ、粽もお返ししてさあ帰りましょと思ったとき、苗木があるのに気づきました。
八坂守と書かれてありました。白い花が咲くそうです。その場でスマホで調べてみるとムクゲの木で本来は花の中央が赤い色をしているのだそうですが、この八坂守は真っ白なんだそうです。
しかも八坂神社で祇園祭限定で入手できる苗だとか。期間限定に弱いですねえ。思わず社務所に行って購入しました。ちょっと重いので購入後後悔しました。やはりこの苗を持ち歩いて街中を歩くのは疲れます。
家に持ち帰った後半日陰で育てておりましたところ、ようやく咲いてくれました。
確かに真っ白です。中央のビラビラした短冊のようなものは何なんでしょうね。というお話でした。お粗末!
先日レモンの木がやって来ました。植物の師匠Nさんから頂きました。
実は僕が時々通っている大阪の自転車屋さんにもレモンの木がありました。ちょっといいなあ~と思っていたのですが、どうせ僕には育てられないでしょう、と手元に置かなかったのです。 しかし縁とは恐ろしいもので、師匠から頂いてしまいました。 真夏のことなのでしばらくは直射日光が当たらないところでお世話をし、次に半日陰で育てることにしました。最初若い葉が喰われているなあ、と思っていたのですが、大して気にも止めておりませんでした。 が、明るいところへ移した際に葉っぱの裏側を見てみますと、あれれれ?幼虫が住み着いているではありませんか。
もしかしてアゲハチョウの幼虫のような気もします。 そう言えば小学3年生の頃育てていた記憶が蘇ってきました。あの時は近所のお家に植わっていたミカンの木に住んでいました。その後みかんの葉っぱをたくさん貰いながら育てて観察を繰り返し、あるとき学校に持って行った数日目、授業中に羽化が始まりクラス全員で見ていたのを思い出しました。 さて本当はどんなチョウチョに育つのか見てみたいです。
が、レモンの木の育て方を調べていると、アゲハチョウはよくつくそうですが、アッと言う間に葉っぱを食い尽くしてしまうので、見つけ次第「捕殺」しなさい!と指南してありました。
どうしようかな。そんなことできないし。かと言ってレモンの木も大切だし。
困った困ったこまどり姉妹です。
ミカンやレモンなどの柑橘系の葉っぱを探しに行かねばなりません。
そして2日が経ちました。
朝見に行くとアオムシ君は居ませんでした。きっと鳥のお腹の中に入ったのでしょう。
ちょっと残念でした。
裏の駐車場にあるブラックベリーがいま最盛期を迎えています。
しっかりと熟すまで放置し、その後摘んで頂くととても甘いそうです。がそうなると鳥たちの方がよく知っていて、熟すやいなや食べられてしまいます。
そこで少し早めに摘んでジャムにしてみました。
お鍋で煮て数分、ブラックベリーを潰して数分、砂糖をドサッと入れてあと適当に数分。
予め煮沸消毒しておいた瓶に詰めて出来上がりです。
これで僕もジャムおじさんです。
アンパンマンとメロンパンナちゃん、食パンマン、カレーパンマン・・・・バイキンマン・・ドキンチャン・・・天丼マン・・・あああ。お腹が減りました。
そう言えばうな丼マンが居れば土用に最適です。
明日は土用の丑の日でしたね。暑い最中ですがどうぞお体をお労りください。
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