24日水曜日、早朝。気温はおそらくマイナス1~2度くらいだったでしょうか。
外にある水は凍りつき、地面も凍てつくだけ凍てていました。
風も冷たいから痛いくらいの寒さです。
ふと駐車場の足元を見ると一部だけ盛り上がっていました。なんだろう?としゃがんでみると、長い霜柱がありました。
少し前に植木鉢から出た石や根っこを含んだ土を、車で出来た轍に埋めた後でした。
3cmほどあったでしょうか、こんなに長い霜柱って出来るもんなんですね。自然は面白いです。
1月20日 大寒です。1年で一番寒さが際立つとされているそうです。
ちなみに「たいかん」と読んでいましたが「ダイカン:DAIKAN」なんですね。
この頃から立春(2月4日)までの期間が大寒で、味噌・醤油・酒の仕込みに欠かせない気候だとか。寒さが厳しいために雑菌が混入しにくいのではないだろうかと考えられています。
園芸でも土を掘り起こし、土の中の虫やその幼虫を薬ではなく低温で処理する時期でもあるようです。
しかし実際にはこの後7~10日後が一番低温になりやすい傾向があるようですので、しばらくの間、健康や路面凍結などによる事故にご注意ください。
ふと見た記事に今日は「シャーロック・ホームズの誕生日」と記載されていました。
シャーロック・ホームズといえばイギリスの探偵小説の主人公。作者は医師でもあったアーサー・コナン・ドイル。主人公のモデルとなったのは作者の恩師で外科医のジョセフ・ベルとも言われているそうです。病気の診断には鋭い観察力が必要だと常に学生達に説き、外見から病気だけでなく患者の職業・住所・家族構成に至るまで鋭く言い当てていたとか。
シャーロック・ホームズシリーズは小学校の図書館で見つけ、借りては良く読んだ覚えがよみがえって来ました。
相棒のワトソン君を常に読者の目として据え、ホームズの奇天烈な行動や事件の謎解きを見事に面白くかつ隙なく描いた小説に、小学生ながら小気味よさを感じました。
もっとも1月6日が誕生日と言われているのは、小説の中の背景から推測されているもので、明記された事柄ではないようです。
少し暖かい昼に見つけた1時間。窓拭きをしました。年末と言えば窓拭きが定番のお掃除場所です。
2年前にケルヒャーの窓用クリーナーを入手してからは恐ろしいほどスピーディになりました。きっとあのマシーンも素晴らしいのでしょうが、それ以上に専用洗剤が良いのではないかと思います。
それはともかく、この時期窓枠や桟に静かにお休みになられている方たちに遭遇します。そうカメムシさんたちです。
掃除をしているとボロボロ出てこられました。合計11匹。
とっても芳しい香りを発して。あれってパクチーの香りと同じ成分なんだそうで、パクチーを食べる前からカメムシの香りが大して嫌いではなかったので、いざパクチーを初めて食べる時も全く抵抗がありませんでした。
さあてカメムシさんたち、どこかで冬を過ごしてくださいな。
そこへある先生が急に近づき、ソテツのフワフワした毛の固まりを覗きに行ったのです。するとオレンジ色の実がたくさん。
これソテツの実ですね。と言いながら僕も2つほど頂いて帰りました。
あとで調べると、食べるととんでもない中毒性があることがわかり、慌てて捨てました。
何でも拾ってきてはいけませんねぇ。
この実を鳥が加えて運び、落としていったところを知らずに犬が食べる・・・・。すると嘔吐や下痢が激しく命に関わるのです。
サイカシンという物質が中毒成分で、これが体内に入るとホルムアルデヒド(水溶性になるとホルマリン)にかわり、粘膜をボロボロにしてしまい、食道、胃、腸、腎臓、肝臓などなどの生物活性をなくしてしまうのです。
そもそもソテツは日本の在来種ではないのですが、大陸から持ち込まれときどき公共施設で大きく育っているのを見かけます。
まさかこんなに怖い植物だとは。皆さんもお気をつけください。
先週の後半です。夕方の診察時間に白い犬のMちゃんを連れてやって来られました。
「どうされました?」
「胸のところに出来ものが出来て、少し大きくなっているんです~。」
早速拝見すると黒っぽい小豆より小さな塊が見えました。よ~く見るとマダニです。その口元がMちゃんの皮膚に喰らいつき、手足が見えます。
「これマダニです。」
「えええ~?」
早速使い捨ての手袋をはめて、ピンセットでそっと潰れないようにマダニを捕らえると取れました。
飼い主様にお見せするとマダニの手足がリアルに動いているのが気持ち悪かったのでしょう、驚いて居られました。
以前までは素手でマダニ除去を実施していたのですが、今SFTS(重症熱性血小板減少症候群)ウィルスの存在が叫ばれている中、犬や猫の感染や抗体の保有(SFTSウィスルが体内に入り、その体内ではウィスルから体を防御するために作られた防御能力のことを抗体いう)や従事者の血液からも抗体が検出され、実際感染症が発症している症例も報告されています。そして猫から人への感染が疑わしい例も報告され、私達は率先して人の感染予防に従事しなければなりません。
現在奈良県、大阪府は何故か畿内でもSFTSウィルスの抗体価保有症例が報告されておりませんが、今後必ずといって良いほど報告はでるでしょう。
どうか皆様もご注意ください。
〔予防方法〕
1、イヌやネコのマダニ予防を確実にする。
2、草むらへの侵入を控える。(人も肌の露出をできるだけ制限する)
3、冬場は枯葉の裏側で若ダニが越冬しているので、枯葉の堆積した所への侵入を止める。
4、万が一マダニが付いたら、ゴム手袋をはめてピンセットでマダニを捕る。なかなか取れなければ躊躇せずに動物病院へ連れて行く。
今年も後わずか。健康に過ごしましょう。
台風続きの週末がようやく一段落しました。秋雨前線も落ち着いたようです。しかし一気に北からの寒い気温が流れ込み、朝夕しっかり温度管理をしなければなりません。
皆様方いかがお過ごしでしょうか。
外ではモズやシジュウカラが盛んに歌っています。
一方昨年駐車場にて栽培し、枯れた姿も美しかったので放置してあったコキアから種が零れ落ちたのでしょう、春になると花壇から見慣れない芽がいっぱい出てきて、知らずに最初は抜いていたのですが、そのうちコキアだと気付き栽培と間引きを続けた結果花壇はこの秋赤いコキアの見ごろを迎えようとしております。
いわゆるコキアによる占領状態ではありますが、まっかっかになる花壇を夢見ておりましたのでまさに夢叶う・・・です。
またアスファルトと縁石の隙間から出てきたコキアもおりまして、なんとも可愛いミニコキア。根っこの大きさによって容姿が変わるようです。
一人前にコキアぶってます。
そして夏の終わりに咲くはずのホトトギスがようやく咲き始めました。今年の夏は暑かったせいでしょうか。
昨日テレビでは永観堂や山の紅葉を映していました。そろそろ観光地では様々な赤や黄色が織り成す景色が見られることでしょう。
我が家にも小さな紅葉がありまして、数年前落ちていた紅葉の種を冷蔵庫に2週間ほど入れておき、その後植木鉢に蒔いてあげると芽が出て育ってくれました。
あまり剪定しておりませんのでそのままの姿ですが、自宅で有名なお寺の紅葉と同じ紅葉が見られます。
僕のお勧めの紅葉は・・・永観堂や瑠璃光院もとてもきれいですがイチオシは奈良公園です。
奈良公園の東塔跡の光景が今でも忘れられません。たまたま迷い込んだのですが、立派なイチョウの木々。地面いっぱいの黄色い黄色い葉っぱ。その上に餌を食べに来ている鹿たち。まるで楽園のような光景でした。
しかし東塔跡発掘調査によりそこも今では様変わりし、さて今はどうなっているのやら。
そろそろ紅葉が楽しみな季節です。
6月から滞っておりました「診察時間確認表」この度無事!更新いたしました。
Kさまのご指摘で昨日発覚し、慌てて?今、更新が完了した次第です。
うっかりと言いますか、すっかりと言いますかホント完全に忘却の彼方のミッションでした。
これを見て頂いて御来院されておられた飼い主様には、大変ご迷惑をおかけいたしました。
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