奈良の動物病院 山尾獣医科病院

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再度 キシリトールガム

昨年8月にも掲示しましたキシリトールガム。

折あるごとにお話しておりますが、なかなかネギ・タマネギ・チョコレートのように情報が行き渡りません。まだまだ時間がかかるのでしょうが、中毒は待ってくれません。

最近キシリトールガムはボトルで販売されており、取り出し口からガムを取り出すとき、ツルリと指の表面をすべり、床に落下してしまうことがあります。

その時愛犬はチャンスとばかりに足元に駆け寄り、床に落ちたキシリトールガムを飼い主さんより素早いモーションで口に入れてしまいます。

その時「ガムだからいいや」なんて思っていると大変です。数時間で大人しくなり、動けなくなり、病院に運び込まれたときには手遅れ・・・・。というほど激しい低血糖と肝不全が起こっているのです。

 

キシリトールはご存知だと思いますが、ガムや歯磨きペーストにも含有してあるものが身近にあります。犬はこれを食べてしまう。すると血液中の糖分値が下がり(低血糖)活動性が低下、痙攣を起してしまいます。また量によっては急性肝不全を起したり、肝臓壊死にまでいたる症例もあるようです。もちろん生死に関わる事態です。

通常のキシリトールガムには1粒当たり0.05gのキシリトールが含有されているそうです。

低血糖を起すには体重1kgの犬が0.1gのキシリトール、即ちキシリトールガム2個食べて30~60分経過ないと起しません。(0.1g/kg)

急性肝障害では体重1kgの犬がガム10個食べて8~12時間

肝臓壊死では体重1kgの犬がガム28~40個食べて発症すると言われています。

ただし、他の基礎疾患を持っていて肝臓が弱っている犬ではもっと低用量でも発症するようです。

事実今年のお正月に何気なく見ていたYahooの表紙の隅に、チワワがキシリトールガムを食べて中毒症状を起こし、慌てて救急病院に駆け込んだが・・・。という飼い主さんの悲しいブログがありました。

ネギ・タマネギ、チョコレート、ブドウ・干しブドウに加えてキシリトールガムも注意してあげてください。

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