奈良の動物病院 山尾獣医科病院

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もう1月も終わり

すっかりご無沙汰しておりました。

昨年からなにかと忙しいことばかりで、それまでルーティンにこなしてこられた事が一気に出来なくなりました。

少しずつですが平常に戻りつつある毎日を噛み締めております。

そしてなんと気がつけばもう1月も終わりですか。光陰矢のごとし。全くです。周囲ではインフルエンザが流行っていると聞きますが、御蔭様で職場も家庭内でも感染者が居りません。それでも日々手洗いとうがいを続けながら、口の中の乾燥を防ぐよう机の上には大型のスターバックスのコップに白湯を入れて少しずつ含んで居ります。

乾燥は何かと病気の元を作るようです。

 

ところで耳垢ってどうされていますか?近頃耳鼻科の先生からの指導では、綿棒や耳かきで耳道(じどう:耳の穴)奥の耳垢を取ってはいけません!と言われます。

またアメリカの綿棒メーカによると商品にその旨を記載しているそうです。

実は耳の奥の耳垢って手前に出てくるのです。

耳垢が自分で歩いてくるわけではないのですが、お話をしたりご飯を食べたりして顎が動くたびに耳道に振動が伝わり、耳垢が手前に出てくると言われています。

私たちは手前に出てきた耳垢を取ってあげればよいだけだということです。これは人も動物も同じなんです。

犬や猫が頭をブルブルって振ったとき、大きな耳垢が飛び出してきたことってありませんか?

しかしつい耳の奥まで触ってしまうとせっかく出てきた耳垢を逆戻りさせ、今度は耳道にこびり付き耳垢の動きが取れなくなってしまうことになるのです。

ただ乾燥した耳垢はこのような動きを取るのですが、ベタベタした耳垢はこうも行きません。

ベタベタした耳垢の場合は生理食塩水やイヤークリーナーなどで洗浄しなければなりません。

でも耳の洗浄は自分ではしないで下さい。鼓膜の異常があるとやってはいけないこともあります。

無理な自宅での耳掃除は注意しましょう。

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