霧の深い朝。中登美団地前を車で通過しました。なんとも幻想的な桜のトンネル。
桜を見ると心が躍ります。
東日本大震災から10年が経ちました。まだまだ復興とは言えない地域も多く、TVを見てあたらめて認識しております。
一方朝夕の寒暖差が激しく、朝は車のフロントガラスが真っ白に凍っています。しかし日中は20度にも届きそうな陽気です。
広島では平年より16日も早くソメイヨシノの開花宣言が出ました。
夕方の診察でお見えになられたヨークシャ・テリアのルーク君。トリミングでマダニがついていると指摘を受けて来院されました。
パッと見ると小さな小さなごみの様なものが首に付着。念のため40倍拡大の細隙灯顕微鏡(目の角膜を観察する機器)で見ますと、なんとマダニでした。
トリマーさん。素晴らしい認識力!!ブラボーです。
早速除去してノミ・ダニ駆除剤の投与。
時期からすると昨年卵から孵化してこの冬に枯れ葉の裏側で越冬した若いダニでしょう。
まだ吸血していなかったので良かったです。そろそろマダニの駆除剤を投薬開始してください。
いよいよ春も本番が近づいてきました。もちろん花粉の季節もです。
しかしそれに負けじと梅や鳥たちが春を告げてきてくれます。
梅の花は静かな花だと思っていました。が枝垂れ梅になりますと、とても饒舌で賑やかです。
北野天満宮の枝垂れ梅の林です。なんとも幻想的。辺り一面甘い香りでした。
これは源平咲き分け梅と言うらしいです。元はピンク色の花びらなんですが、その色素のアントシアニンが様々な酵素反応で生成されるところ、一部が欠けてしまい白い色がですそうです。
メジロを追いかけていると、なんとジョウビタキが現れました。
鳥たちも梅の香りに誘われてきたのでしょう。
こちらは城南宮さんの梅園。こちらも天候が良かったせいか、とても迫力がある美しさ。
ここでもメジロさんがたくさん飛び交っていました。
城南宮さんでは梅だけではなく、とてもたくさんの椿の種類が植えられてありました。鮮やかな椿の花が輝いているようでした。
こちらは満開の河津桜です。鶴見緑地公園では満開でした。
ここでも梅に桜にと忙しくメジロが飛び交っています。
春はとても賑やかです。
雪が解けて川になって流れてゆきます~。もうすぐ春ですねえ ♪
などと今年は浮かれている春ではなさそうです。が自然を愛でて、その変化に一喜一憂して、楽しく明るく過ごすことは不偏で大事なように思います。
既にあちらこちらで梅の開花の知らせが届きます。
満開になりますとあたり一面が梅の香が漂い、一瞬、脳内で蝶々が飛んでいるような(ちょっと危険な表現でしょうか)気持にさせられる錯覚に陥ります。
梅の時期は暖かくなったり気温が低下したりと、結構開花は長持ちです。3月中旬まで楽しめると良いですね。
しかぁし!!こうなると厄介なのがスギ花粉とPM2.5!!
既に10日ほど前から毎年この季節になると、耳や皮膚のかゆみを訴えてくる子が少なくありません。今年もきっちりとその季節はやって来ました。
お外に遊びに行った時は、お家の外で体中の毛をブラッシングし、毛に付着しているかもしれない花粉を落としてからお家に入りましょう。それと忘れてはいけないのが、飼い主様方の衣服や髪の毛についた花粉。これも同時に払ってからお家に入ってください。
今年はマスク、手洗いの徹底により、人のインフルエンザの発生率が極端に低下しております。もしかすると私たちの花粉症も期待が持てるかも知れませんが、一工夫加えるとより期待が高まるかもしれません。
2021年が明けました。皆様方におかれましては如何お過ごしでしょうか。
気が付けば1月も末。今年ものっけからコロナ一色のためか、なんともお正月の雰囲気は味わえませんでした。
TVのインタビューを見ておりまして思う事が多々ございまして・・・。これ歳を重ねた証拠でしょうか。
いやね、ちょっと愚痴を聞いてください。
夜の飲食が制限された。昼のランチも制限された。じゃあ朝に提供するかってお話なんです。
これ時間の問題でしたっけ?
複数(2名以上)で集まってお話しながら食べたり飲んだりすると、つい弾みがついて声が大きくなったり、口の中の物が飛んだりして飛沫感染に繋がるから規制しましょう・・・と言う意味ではないでしょうか?
ランチ規制に街中では「ごはんくらい食べさせてよ!」って冗談めかしに仰ったコメントがあったそうですが、お一人で黙って味わいながら頂くランチはいいと思うのです。数名の方々で楽しいおしゃべりを楽しみながら、飛沫を飛ばしてのランチに規制がかかるのです。
夜10時に一人で黙ってホッケや豆腐を肴にお酒をお店で味わうのもOKなはずなんです。
一人一人が静かにお食事やお酒を味わう行為が出来たら、飲食を生業にされている方々も多少の減収くらいでやっていけると思うのですが。決して飲食店が悪いのではなく、お客の飲食店内での行動に問題があるのではないでしょうか。
国や行政が制限したからしないからではなく、各々の理性と道徳でお互いの生活を守れると思います。
しばらくは静かに一人たたずみ、高倉健さんや緒形拳さんになったつもりで「兄さん。それは違いますぜ。」とか言いながらお食事やお酒を楽しんでみては如何でしょうか。
コロナ渦において人々の心がざわざわしている師走。ただですらあれもこれもと忙しい年末。
家庭内では動物たちもそのリズムに巻き込まれているかのように事故が増えてきます。
12月に入ってすぐ、台所のゴミネットを食べてしまい、胃から小腸に流れ着き動かなくなってしまったネコ。止むを得ず開腹し胃・小腸を合計4か所切開し異物の摘出です。翌日よりとても元気になり、3日後には退院。
そして今日。簡易の手もみ式カイロを食べてしまったイヌ。数分後には嘔吐と共に体外に排出したそうですが、問題は食道・胃・十二指腸の粘膜にどれだけの障害を与えたのか。熱傷は時間と共に障害の程度が明らかになり、数日後壊死して来ます。
考えれば私たちの身の回りは動物たちにとってとても怖いものがいっぱいです。
どうか皆さま、動物目線で日常をお過ごしください。この子たちを守るのは家族の大切な役目です。迎え入れた時からその責務は始まっています。
11月も半ば。とは言え日中最高気温が20度越えが続くそうです。
植物たちは既に秋のスイッチが入っているようで、咲くべき花は咲き落ちる葉っぱは舞い散ります。
今ダイヤモンドリリーが一輪咲き、もう一輪準備を始めております。
またコキアの色は徐々に深紅に変わりつつあります。
そんなコキアを覗いてみると、トノサマバッタでしょうか、色を同じく暖色系に変え潜んでいました。眼だけがキラキラ光っています。モズにやられてしまうぞ。
北側にある名前はわからない木。今年も落ち葉の大量生産してます。好きなだけ落ちておいで。
今年いっぱいは続きそうです。芋でも焼くかな?
こうしてみると秋は暖色系で彩られています。よくできたもんです。
今日は立冬です。天候は曇りから雨空へ移り変わっております。
また大陸からは黄砂が大量にやって来ているようです。喉の痛み、鼻水、目のかゆみ、皮膚の荒れなど症状が出そうです。屋外に出られるときはご注意ください。
そしていよいよ秋も深まってまいりました。
駐車場のコキアも真っ赤になりピークを迎えております。
種を蒔いたり苗を植えておりませんが、こぼれた種が生長してくれました。
1年前の秋より早いような気がしたのですが、2年前の記録を見ますとそうでもありませんでした。記憶とは頼りないものです。
近くで見ますと種をつけているように見受けられます。またこれがこぼれてまた来年生長するのでしょう。命のつながりを感じます。
ヒガンバナ科のダイヤモンドリリーも二輪ほど蕾をつけてくれました。そろそろ咲いてくれるようです。とても楽しみです。
コロナの感染者数もかなり増加しておりますが、どうぞお体にご留意ください。
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